大邱(テグ)の都心の真ん中、東城路(トンソンノ)のショッピング街と接する場所に、芝生と木陰が広がる公園があります。2・28記念中央公園は、1960年に大邱の高校生たちが起こした2・28民主運動を記念する公園です。韓国の民主化運動の第一歩とされる出来事を、ビルの森のあいだの散歩道で思い起こせます。
1960年2月28日は日曜日でした。3・15正・副大統領選挙を前に、この日大邱で野党の遊説が開かれると、自由党政権は、学生たちが遊説会場に行けないように、大邱市内の公立高校8校に日曜登校を指示しました。これに反発して、慶北高校の学生たちが校内で決議文を読み上げて街へ出ると、ほかの学校の学生たちも続きました。約2千人が参加し、200人以上が連行されたこのデモは、のちの3・15義挙と4・19革命につながる導火線になりました。2・28民主運動は2018年に国家記念日に指定されました。
公園の場所には、もともと大邱中央小学校がありました。学校が1995年に閉校したあと、その跡地に2003年6月、約**1万4千㎡**の規模の公園ができました。建物がぎっしり建つ半月堂(パンウォルダン)・東城路一帯で、空が広く開けた数少ない空間なので、記念公園であると同時に、市民の待ち合わせ場所やお昼休みの憩いの場としても使われています。
大邱市は2023年8月から2024年12月まで、22億ウォンをかけて公園を新しく整備しました。視界をさえぎっていた密集した木を間引いて広い芝生広場をつくり、入口の広場を広げてバスキング(路上演奏)ができるようにしました。公園は2024年12月31日の除夜行事に合わせて、再びオープンしました。
公園の周辺には、大邱の近代史をたどって歩ける場所が集まっています。北へ約500m離れた慶尚監営公園は朝鮮時代の慶尚道の監営跡で、約400m先の国債報償運動記念公園は1907年の国債報償運動をたたえる公園です。西へ少し行くと桂山洞聖堂と近代路地が現れます。三つの場所をつなげると、2〜3時間の都心の散策コースになります。
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