江原特別自治道の観光スポット96か所(加里旺山(カリワンサン)、江陵 鏡浦台(キョンポデ)、江陵 鏡浦海水浴場(キョンポヘスヨクジャン)など)。地図やスポット情報、出発…

山
정선군
旌善(チョンソン)と平昌(ピョンチャン)の間にそびえる加里旺山(カリワンサン、標高1,561m)は、五台山(オデサン)とともに江原の山並みの屋根と呼ばれる大きな山です。土が厚く覆う土山なので稜線まで森が密に茂り、渓谷には、苔むした岩の間に小さな滝が続いています。2018平昌冬季オリンピックのアルペンスキー競技がこの山で行われ、今はその場所に設置されたロープウェイで、1,381mの峰まで上れます。 名前に残る昔話 昔、葛王(カルワン)が戦乱を避けて隠れ込んだ山ということで、は…

史跡
강릉시
月が昇ると、空にひとつ、海にひとつ、湖にひとつ、杯にひとつ、そして向かい合って座った人の瞳にひとつ。朝鮮の詩人・松江・鄭澈(チョン・チョル)は、鏡浦台で5つの月を見ると詠みました。江陵市街から北東へ約7km、鏡浦湖の北側の丘の上に立つこの楼閣は、数多くの詩人や士人が訪れた関東八景のひとつです。 歴史:680年以上手を入れ続けてきた楼閣 鏡浦台は1326年(高麗・忠粛王13年)に朴淑(パク・スク)が初めて建てました。建てる際に、すでにもっと古い礎石や長台石が出てきたことから、…

海岸・島
강릉시
鏡浦湖(キョンポホ)と東海の間に長く積もった砂州が、そのまま海辺になりました。鏡浦海水浴場は、長さ1.8kmの白い砂浜と、その背後を屏風のように囲む松林で知られる、東海岸最大の海水浴場です。「夏は釜山の海雲台(ヘウンデ)、江陵の鏡浦台」といわれるほど昔からの避暑地で、朝鮮中期の松江・鄭澈(チョン・チョル)が『関東別曲』で詠んだ鏡浦の海でもあります。 湖と海の間の砂州 鏡浦海岸は、海と潟湖(せきこ)である鏡浦湖の間に砂が積もってできた土地の上にあります。鏡浦湖から海へ流れる水…

史跡
강릉시
江陵の南、邱井面(クジョンミョン)の鶴山里の野原のまんなかに、高さ5.4mの石の柱が2本そびえ立っています。韓国で最も大きい幢竿支柱(旗竿を支える石柱)で、ここに旗を掲げていたお寺が、新羅末の禅宗を率いた崛山寺です。この寺に滞在した梵日国師は、いまも江陵端午祭で大関嶺(テグァルリョン)国師城隍神(守り神)として祀られていて、野原に残る石の遺跡が、江陵の人々のお祭りと信仰につながっています。 歴史:九山禅門のひとつの柱 崛山寺は、新羅末の梵日国師(810〜889年)が闍崛山門…

史跡
강릉시
鏡浦湖(キョンポホ)が今よりずっと広かった時代、この村の人々は船をつないで作った橋で湖を渡っていました。そこで村の名前は「ペダリ」(船橋)、漢字では「船橋」(ソンギョ)となり、ここに構えられた大きな家が船橋荘(ソンギョジャン)です。母屋、主人の居室棟(サランチェ)、別棟、亭まで、朝鮮時代の上流階級の住まいの構成をほぼすべて備えた99間(カン)の家屋で、300年以上にわたって同じ一族が代々暮らし続けています。 歴史:イタチの群れが教えてくれた家の場所 船橋荘は、世宗(セジョン…

海岸・島
강릉시
江陵(カンヌン)の注文津港(チュムンジンハン)の北、ソドル港とアドゥルバウィ公園のすぐ隣に、長さ約500mのこぢんまりとした砂浜があります。ソドル海岸は、村の形が牛が寝ているように見えることから「ソドル(牛岩)」と呼ばれるようになった海辺で、砂浜の端に岩の海岸が続いていて、ビーチの散策と奇岩の見物を一度に楽しめます。大きな海水浴場より静かで、注文津旅行の途中に、静かに海を眺めたいときにぴったりです。 消えて戻ってきた砂浜 ソドル海岸の面積は約3万5,000㎡です。2000年…

庭園・公園
강릉시
江陵ソルヒャン樹木園は、七星山(チルソンサン)のふもと、龍沼谷(ヨンソゴル)渓谷に沿ってつくられた市立の樹木園です。名前のとおり金剛松(クムガンソン)の森が中心で、渓谷の水音を聞きながら歩く道と、海まで見える丘の庭園が続きます。入園料も駐車料金も無料で、夏は夜11時まで開いているため、日が暮れたあとも散歩を楽しめます。 松林につくられた樹木園 江陵市は、2008年に旧正面(クジョンミョン)旧正里(クジョンニ)一帯で工事を始め、2013年10月30日に正式にオープンしました。…

海岸・島
강릉시
江陵(カンヌン)の安木(アンモク)海岸と江門(カンムン)海岸の間にある松亭海岸は、約700mの砂浜の後ろに、厚いクロマツ林が続くビーチです。カフェで賑わう安木コーヒー通りから北へ少し歩くと、人通りがぐっと少なくなり、松林の間から海を眺めて歩く道が続きます。 8本の松から来た名前 松亭(ソンジョン)という名前には伝説があります。高麗の忠粛王の駙馬(王の婿)、崔文翰(チェ・ムンハン)が、松都(ソンド、開京)から江陵へ下ってくるときに、松を8本持ってきて植えたことから、「八松亭(…

海岸・島
강릉시
安木(アンモク)海岸は、江陵(カンヌン)の南大川(ナムデチョン)河口のすぐ北、江陵港の隣に、長さ約500m、面積約2万㎡で広がる砂浜です。海岸沿いに並ぶカフェが「江陵コーヒー通り」として知られるようになり、海を見ながらコーヒーを飲む江陵旅行の代表的な光景が、ここで生まれました。夏の海水浴よりも、四季を通じた散歩やカフェめぐりで訪れる人のほうが多い海です。 名前にこめられた話 「安木(アンモク)」は、南大川の河口の対岸にある南項津(ナムハンジン)から松亭(ソンジョン)へ向かう…

自然
강릉시
標高1,100m、山全体が白菜畑で、白菜畑がそのまま山になったような場所です。江陵(カンヌン)・旺山面(ワンサンミョン)にあるアンバンデギ村は、急な斜面を人の手で切り拓いてつくった、韓国最大規模の高冷地野菜畑です。傾斜がきつすぎて農業機械が使えないため、うねうねと続く畑の一枚一枚に、農家の方々の労働がそのまま刻まれています。 名前と歴史 「アンバン」は、餅つきのときに使う、くぼみのある広い木の台のこと、「デギ」は平らな土地を意味します。山の上に、アンバンのようにくぼみつつも…

史跡
강릉시
江陵の烏竹軒(オジュッコン)は、申師任堂(シン・サイムダン、1504〜1551)と、その息子の栗谷 李珥(ユルゴク・イ・イ、1536〜1584)が生まれた家です。朝鮮前期の住宅のなかでも古い建物とされて1963年に宝物に指定され、栗谷が生まれた部屋「夢龍室」が今も残っています。5,000ウォン札に描かれているまさにその家なので、財布の中の絵と実物を見比べてみる楽しみもあります。 歴史:娘と外孫に受け継がれた家 烏竹軒は朝鮮初めの文臣・崔致雲(チェ・チウン)が建て、その後、崔…

海岸・島
강릉시
列車を降りると、ホームの端がそのまま砂浜で、その向こうに東海(日本海)が広がっています。正東津(チョンドンジン)は、江陵(カンヌン)の南の海辺の町で、海とほとんど接した小さな駅と、新年の初日の出で全国に名を知られました。一時は閉鎖されそうになった無人駅が、ドラマの一場面で観光地になった物語も、この場所の一部です。 名前と歴史:光化門の真東、そしてドラマの一場面 正東津という名前は、朝鮮時代の漢陽の光化門から見て、真東にある渡し場という意味です。ただし、測量技術が発達した後に…

海岸・島
강릉시
夜明けに船が入ってくると、港の前の市場がいちばん早く目を覚まします。注文津(ジュムンジン)は、江陵市の北端にある邑で、暖流と寒流が出合う東海の真ん中でスルメイカ、スケトウダラ、イカナゴ、ニシンを獲ってくる東海岸を代表する漁港です。市場と灯台、ビーチ、ドラマやアルバムの撮影地が数km以内に集まっていて、1日かけて歩いたりバスで回ったりするのにぴったりです。 歴史:新里面から注文津へ 現在の注文津一帯は、朝鮮後期には新里面(シンニミョン)と呼ばれ、1937年に注文津面に名前を変…

海岸・島
강릉시
江陵(カンヌン)市注文津邑(チュムンジンウプ)の北にある香湖海岸は、松林を背にした白い砂浜で、南の注文津海水浴場とつながっています。ここを世界に知らしめたのは、海辺にぽつんと立つバス停です。防弾少年団(BTS)が2017年2月に出したアルバム『YOU NEVER WALK ALONE』のジャケット写真をここで撮影し、今では国内外のファンや旅行者が列を作って写真を撮る、江陵の名所になりました。 バスが来ないバス停 実はこの場所にバスの路線はありません。アルバム撮影のために砂浜…

史跡
강릉시
江陵(カンヌン)駅から10分余り歩くと、花釜山(ファブサン)の斜面に沿って瓦屋根が段々に上っていく大きな郷校が現れます。江陵郷校は、成均館(ソンギュングァン)を除けば地方の郷校のなかで規模が最も大きいとされ、朝鮮戦争のときも焼けずに残ったため、朝鮮時代の姿をほぼそのまま伝えています。大成殿と明倫堂、東廡・西廡がすべて宝物に指定されています。 700年を超える地方の学校 郷校は、孔子や儒学者を祀り、地方の学生に儒学を教えていた国の教育機関です。江陵郷校は、高麗の1313年(忠…

海岸・島
강릉시
鏡浦湖(キョンポホ)から流れ出た水路が海と出会う場所を挟んで、北側が鏡浦海水浴場、南側が江門海水浴場です。名高い鏡浦よりこぢんまりとしていますが、小さな漁港と刺身屋の路地、そして村を守ってきたソッテ(鳥竿)チントベギが一か所に集まっていて、江陵(カンヌン)の海辺の村の様子を身近に見ることができます。 鏡浦と隣り合う小さな海岸 江門海水浴場は、江陵の江門洞の海岸にあります。鏡浦湖の水が海へ抜ける江門川の河口が2つの海岸の境で、その上にかかる江門ソッテ橋を渡ればすぐ鏡浦海水浴場…

史跡
철원군
階段を下りて渓谷の底へ降りていくと、黒い玄武岩の断崖にはさまれて流れる漢灘江のまんなかに、松を頭にのせた岩がひとつ、ぽつんと立っています。孤石亭(コソクジョン、孤石亭)は、この「孤独な岩」と、川辺の崖の上の東屋(亭)、そしてまわりの渓谷をひっくるめた呼び名です。鉄原九景のなかでも筆頭に挙げられる場所で、いまでは漢灘江ユネスコ世界ジオパークを代表する名所になっています。 歴史:王と義賊が過ごした場所 東屋がいつ最初に建てられたのかは、はっきり分かっていません。ただ、『新増東国…

寺院・教会
고성군
休戦ライン(軍事境界線)からほど近い江原道・高城(コソン)の山裾にある乾鳳寺は、金剛山(クムガンサン)の山並みが始まる場所にあることから「金剛山乾鳳寺」と呼ばれています。かつては3,183間に及ぶ大寺院でしたが、朝鮮戦争で門ひとつを残してすべて失われました。釈迦の歯の真身舎利を祀るお寺であり、戦後長いあいだ民間人が立ち入れなかった場所でもあるため、ほかの山寺とは趣の異なる物語を秘めています。 歴史:円覚寺から乾鳳寺へ お寺の始まりは、520年に新羅の法興王の時代、僧の阿道(…

史跡
고성군
高城(コソン)郡杆城(カンソン)邑の海上里(ヘサンニ)と塔峴里(タッキョンニ)のあいだ、小さな小川の上に、一連の石のアーチ橋がかかっています。朝鮮時代に架けられた高城六松亭虹橋(宝物)です。長さ10.6mの小さな橋ですが、自然の岩盤をそのまま基礎にした技術と、整ったアーチのおかげで、朝鮮の石橋の造形美を間近で見られます。 いつ架けられたのか 正確な建立年代は分かっていません。近くの乾鳳寺(コンボンサ)の凌波橋(ヌンパギョ)とともに、1745年の乙丑の大洪水で崩れた記録がある…

史跡
고성군
江原道(カンウォンド)高城(コソン)郡の土城面(トソンミョン)、雪岳山(ソラクサン)のほうから流れてきた清澗川が東海(日本海)と出会う場所の岩の丘に、清澗亭が立っています。松林の間の小道を数分登るだけで、2階建ての楼閣から、開けた東海と白い砂浜を見下ろせます。古くから東海岸の優れた景勝地8か所を選んだ関東八景のひとつとして名高い場所です。 歴史:焼けて再び立った海辺の楼亭 最初に建てられた時期と建てた人は分かっていません。ただ、1520年(中宗15年)に杆城(カンソン)郡守…

寺院・教会
고성군
束草(ソクチョ)の北、美時嶺(ミシリョン)の下の新仙峰(シンソンボン)の南の麓にあるお寺で、一柱門には「金剛山 禾巌寺」という名前が掛かっています。南から見ると、金剛山の一万二千峰が始まる新仙峰のすぐ下にあると考えられ、昔からこう呼ばれてきました。お寺の前には王冠のようにそびえる岩秀岩(スバウィ)があり、この岩から米が出たという伝説が、寺名の「禾(稲)、巌(岩)」につながっています。秀岩を過ぎて稜線に上ると、雪岳山の蔚山岩(ウルサンバウィ)が正面に見える展望岩まで足を延ばせ…

博物館・美術館
춘천시
暗い展示室に入ると、数百もの小さな石の顔が、こちらを見つめています。笑う顔、眠そうな顔、首をかしげた顔まで、それぞれ表情の違う羅漢像たちこそが、国立春川博物館を全国に知らしめた主役です。2002年10月30日にオープンしたこの博物館は、先史時代から近世までの江原道(カンウォンド)の歴史を、一か所で見せてくれます。 歴史:江原道初の国立博物館 国立春川博物館は、1993年の政府の文化発展計画に従って推進され、1995年に工事が始まりました。それまで江原道には国立博物館がなかっ…

自然
가평군
南怡島(ナミソム)は、北漢江の上に半月形に浮かぶ川の中の島で、メタセコイアの道、松の道、イチョウの道が島のあちこちをつなぐ「森の島」です。もともとは島ではなく川辺の丘でしたが、1944年に清平ダムができて水がたまり、島になりました。ドラマ『冬のソナタ』のロケ地として海外に知られるようになり、今では特に外国人旅行者が数多く訪れる場所です。 歴史:落花生畑から森の島へ 周囲は約5km、面積は約43万㎡です。行政区域は江原特別自治道春川(チュンチョン)市南山面(ナムサンミョン)で…

山
강릉시
江陵(カンヌン)市旺山面(ワンサンミョン)の大基里(テギリ)、魯鄒山(ノチュサン)の麓の渓谷沿いに、人の背丈ほどの石塔がどこまでも並んでいます。ひとりの母親が1986年から亡くなる2011年までの26年間、たったひとりで積み上げた約3,000基の石塔です。有名なお寺も展望台もありませんが、ひとりの人の手がつくった風景だという事実だけで、渓谷全体がいつもと違って見えてきます。 ひとりの母親の26年 石塔を積んだのは、ソウルから江陵へ嫁いできた車玉順(チャ・オクスン)さんです(…