造船所のクレーンがずらりと並ぶ蔚山・東区の端に、今も漁船が入ってきて競りが開かれる、本物の漁港があります。方魚津港という名前からして海の匂いがしますが、この沖でブリ(魴魚)がたくさん獲れたことから「方魚津」と呼ばれるようになったといわれています。活魚センターで刺身を一皿食べ、防波堤に沿って、港の入口にある小さな島瑟島(ソルド)まで歩くコースが、ここの定番です。
方魚津が大きな港に成長したのは、光復前に日本人がここを漁港として開発してからです。行政区域では1931年に方魚津面、1936年に方魚津邑となり、1988年に蔚山東区ができたことで方魚洞(パンオドン)になりました。港は1967年に主要漁港に選ばれ、1971年12月21日に国家漁港に指定されました。今も広い水協(漁協)の競り場とセリ会場があり、ブリのほか、タチウオ、サワラ、イワシなどの魚が水揚げされます。2005年からは、港で方魚津祭りが開かれています。
瑟島はもともと船に乗らないと行けない島でしたが、1989年に防波堤が築かれたことで歩いて行き来できるようになりました。瑟島から海辺の道を北へ約40分歩くと、大王岩公園に着きます。その道はさらに蔚埼(ウルギ)灯台と日山海水浴場へつながっていて、港、灯台、岩の海岸を1日で組み合わせて巡れます。
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