蔚山の中区城南洞と玉橋洞、蔚山の旧市街のまんなかにある中央伝統市場は、1922年に玉橋市場(オッキョシジャン)という名前で開業しました。それから100年以上同じ場所を守り、蔚山の人々の祝宴や祭祀、結婚の買い物を支えてきました。昼は古い商店街を、夜は夜市を楽しめる場所です。
蔚山が工業都市として成長するあいだも、市場は旧市街を離れず、景気の悪い時期にも専門商店街として存続してきました。特に嫁入り道具やカーテン、食器、祭祀用品、衣類を扱う店が多く、家の行事を控えた人たちがいまでも真っ先にここを訪れます。市場の上には長いアーケードの屋根が続いていて、全国の市場のなかでも最も長いアーケードを備えた市場として紹介されることもあります。
いま「蔚山クネギ青年夜市」の名前で営業している夜市は、2016年11月に蔚山初の常設夜市としてオープンしました。売り場では、ファミリーレストラン出身の料理人、料理学校の講師、料理人を夢見る若者たちがつくった30種類前後の料理を販売していて、一般的な屋台料理よりメニューが多彩です。夜市は、市場近くの玉橋洞「青春の通り」のほうで開かれます。夕方に立ち寄ると、昼とはまったく違う雰囲気の市場を見られます。