丹陽邑から南漢江の橋を渡ると、すぐ山すそに洞窟の入口が見えてきます。丹陽 古藪洞窟(コスドングル)は、石灰岩が水に溶けてまた固まってできた鍾乳石や石筍、洞窟サンゴが、狭い通路のあちこちにぎっしり並んでいる場所です。鉄製の階段や橋をたどって洞窟の中を上下に行き来するので、ただ歩く見学というより、ちょっとした探検に近い体験です。
洞窟をつくった石灰岩は、古生代の海で積もった地層です。洞窟ができた時期は資料によって異なって紹介されていますが、母岩は約5億年前に積もり、洞窟は約200万年前からつくられはじめたという説明が一般的です。1973年の学術調査のとき、入口の近くから打製石器が出土し、先史時代の人々がここを住まいにしていたことも明らかになりました。
観光洞窟として開発されたのは1976年です。同じ年に天然記念物に指定され、10月1日に一般公開されました。その後、約2,400万人が訪れたといわれています。名前の「古藪(コス)」は、洞窟のある古藪里から来たもので、山の上に背の高い草むらが多かったことからついた名前だそうです。
古藪洞窟には、洞窟展示館や体験館、映像館もあり、入る前に生成の仕組みを先に見ておくと、中で目に入るものがずっと増えます。洞窟は海抜約160〜195mの高さに3層で入り組んでいますが、展示館の模型で構造を先につかんでおくと、迷子になったような不安が減ります。
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