虎尾串(ホミゴッ)半島の南、九龍浦邑のすぐそばにある半月形の砂浜です。長さ400mのこぢんまりとした浜ですが、東海の澄んだ海の色と日の出で知られ、日本人家屋通りや九龍浦港、虎尾串とあわせて、1日の旅を組み立てるのにぴったりです。夏の繁忙期でも、大きな海水浴場に比べてゆったりしています。
九龍浦海水浴場は、浦項(ポハン)市内から約24km、九龍浦邑から約1.5kmのところにあります。砂浜は長さ400m、幅50mで、1日に約1万人が利用できる規模です。東に開けた海なので、早朝に水平線から昇る朝日が見やすく、海岸沿いに岩場が続いているため、海釣りを楽しむ人も多くいます。
「九龍浦(クリョンポ)」という名前は、新羅の時代、この海から9匹の龍が天に昇ったという伝説に由来すると伝えられています。10匹のうち1匹が落ちて、9匹だけが昇天したという話もあり、強い竜巻が海水を巻き上げる「龍巻」という現象を見て生まれた話だとする解釈もあります。九龍浦港は1920年代以降、日本統治時代に漁業の拠点として大きく発展し、そのころ日本人の漁師たちが暮らしていた家々が、今の日本人家屋通りとして残りました。家屋通りの中には、この時代を紹介する九龍浦近代文化歴史館もあります。
浜だけではあっという間なので、九龍浦港とあわせて回ってみてください。朝早く浜で日の出を見たあと、九龍浦邑まで歩いて港を見てまわり(日付の末尾が3と8の日は五日市が立ちます)、日本人家屋通りの石段を上って港を見下ろせば、半日コースになります。北の虎尾串まで車で足を延ばせば、東海岸の海岸道路のドライブも楽しめます。