浦項市南区のPOSCO本社の隣にあるPark1538は、POSCOと浦項の成長の物語を集めた企業の歴史公園です。名前の中の1538は、鉄が溶ける温度1,538℃を意味します。迎日湾(ヨンイルマン)の砂浜に製鉄所を建てていた時代の記録を紹介する歴史博物館を中心に、広報館と名誉の殿堂、水辺の公園が続いていて、施設の見学は無料です。韓国の産業化の一場面を、リアルに感じられる場所です。
POSCO(旧・浦項総合製鉄)は、1968年に創立しました。迎日湾の海辺の砂浜に、韓国初の総合製鉄所を建て始め、1973年6月9日、浦項製鉄所の溶鉱炉から初めて溶けた鉄が流れ出しました。工事現場を指揮していた建物は、砂漠で戦争を率いた将軍の名にちなんで「ロンメルハウス」と呼ばれたといいます。歴史博物館は2003年にPOSCO歴史館として初めて開館し、2万5千点にのぼる史料を備えた、韓国を代表する企業博物館のひとつに数えられています。博物館は、会社の歴史だけでなく、製鉄所とともに成長してきた浦項の変化も見せてくれます。
Park1538は、2021年4月12日に一般公開され、同年の大韓民国造景大賞で国土交通部長官賞を受賞しました。
Park1538は、建物だけでなく屋外のスペースも見どころです。入口にはロン・アラッドの「Infiniturn(インフィニターン)」が、中庭にはアニッシュ・カプーアの「Non-object, Pole」が立っていて、鉄鋼会社の公園らしく、金属の造形物が風景の一部になっています。ハイライン遊歩道の上からは、水辺公園と本社一帯をひと目で見下ろせます。予約なしで入れる造園スペースだけを歩いても、30分はあっという間に過ぎます。
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