蔚山(ウルサン)市蔚州郡(ウルジュグン)西生面(ソセンミョン)、艮絶串(カンジョルゴッ)から西へ2kmほど離れた、ナサ里の村の前に広がる海辺です。積もった砂が少しずつ土地になって村ができたという言い伝えが残るほど砂が豊かで、その砂は体にくっつきにくく、払えば簡単に落ちると言われています。人でにぎわう大きな海水浴場よりも、静かに歩いて夕焼けを眺めたいときに立ち寄るのにぴったりの場所です。
ナサ里という名前は、砂が海のほうへ伸びた地形に由来すると伝えられています。海岸の一方の端には小さな漁港ナサ港があり、防波堤の先に白い灯台が立っています。海岸自体は長くありませんが、砂が防波堤のほうへ細長く伸びているので、左右に澄んだ海を望みながら歩く気分が味わえます。
ナサ海岸は、朝鮮半島の陸地でもっとも早く日が昇る場所のひとつとされる艮絶串に近く、2つを組み合わせて半日コースにするのがおすすめです。艮絶串一帯には海岸の遊歩道が続き、北には鎮下(チンハ)海水浴場と明船島(ミョンソンド)があります。早朝は艮絶串で日の出を、午後はナサ海岸で散策と夕焼けを楽しむ、というふうに1日を分ける人が多いです。
海岸のすぐ隣にヘオルム・キャンプ場があり、波の音を聞きながら一夜を過ごす人も多くいます。キャンプ場から艮絶串方面へは、海岸沿いを歩く艮絶串ソマンギル(願いの道)が続いていて、早朝に歩いて日の出を見に行くのにぴったりです。海岸前の道路には海を見下ろすカフェが数軒あり、散策のあとのひと休みにも便利です。バラエティ番組『ランニングマン』の112回にこの海辺が登場してからは、撮影シーンをたどって訪れる人も出てきました。