世宗市御進(オジン)洞にある大統領記録館は、歴代大統領の在任中の記録や政策決定の過程、行事の資料を保存する国家機関です。ここで運営している大統領記録展示館は、その記録の一部を一般に公開する施設で、大統領が乗っていた車から青瓦台の執務室を再現した空間まで見られるため、子ども連れの世宗旅行におすすめです。入場料はかかりません。
大統領記録館は、2007年に大統領記録物管理法に基づいて設立されました。最初は城南(ソンナム)にありましたが、2015年に世宗市に新庁舎を建てて記録物を移し、2016年にここで開館式を行いました。いまは行政安全部の所属機関です。
展示館の建物は、国璽(国の印章)を保管する箱をかたどった立方体(キューブ)の形で、大統領記録の完全性と永久性を象徴しているといいます。展示は地下1階から地上4階まで続き、1階から始めて4階まで上がり、そこから1階ずつ下りてくる順序で見ていくとよいでしょう。
大統領記録館は、大統領記録物を収集・分類して保存し、公開閲覧や展示、教育を担っています。秘密や非公開に分類された記録を再分類し、大統領が個別に指定して保護した記録の保護措置を解除するのも、ここの役割です。展示館を見て回ると、一国の決定がどのように記録として残り、次の世代に伝わるのかが自然と分かります。学校の団体向けの記録文化体験教室も、3〜12月に運営しています。