大田(テジョン)市街の南を屏風のように囲む普門山は、標高457.6mの都市の山です。大田八景のひとつに数えられ、山頂近くの百済の山城に登ると、大田の市街地が一望できます。登山口が市内のあちこちの町に点在していて、バスを降りてすぐに登り始められるのが、いちばんの魅力です。
宝が埋まっているとされて「宝山(ポサン)」と呼ばれていたのが、普門山に変わったという話が伝わっています。三国時代には百済と新羅が接する境界で、その名残が普門山城です。周囲約300mの小さな百済の山城で、1992年に復元されました。山のあちこちには、高麗時代後期のものとされる普門山磨崖如来坐像や、普門寺跡の石槽といった文化遺産も残っています。
山一帯は1965年に公園に指定されました。その後、野外音楽堂、青年広場、沙亭公園(サジョンコンウォン)のレジャー施設ができ、大田の人々がもっともよく訪れる身近な山になりました。