大田政府庁舎の高層ビルが見下ろす屯山(トゥンサン)の中心部、低い丘の上に、藁葺き屋根の竪穴住居がいくつか建っています。屯山先史遺跡地は、1991年に屯山新都市の開発中に見つかった場所で、旧石器・新石器・青銅器の3つの時代の遺跡がひとつの場所からまとめて発掘された、韓国で初めての例です。ビル群の合間に、数万年前の大田の人々の暮らしの跡を歩いて見て回れます。
遺跡は甲川(カプチョン)に近い低い丘陵にあります。広い野原と豊富な水に恵まれた土地なので、はるか昔から人々が集まって暮らしていました。発掘当時はすでに住宅工事で一部が壊されていましたが、丘の頂上の東側と北側からは旧石器と新石器の遺跡が、南西側からは青銅器の遺跡が出土しました。遺跡は1992年10月28日に大田広域市の記念物に指定されました。
遺跡地は発見された1991年から、長さ約600mの塀に囲まれていました。「市民のもとに返してほしい」という塀撤去運動が続き、2008年に17年ぶりに塀が取り壊されると、訪れる人は2倍以上に増えました。今は周辺の会社員や住民が散歩道のように行き来する、開かれた公園です。