大田(テジョン)駅から東へ2km足らずの丘の上、赤い風車のそばに立つと、大田の市街地が足元に広がります。朝鮮戦争のときに避難民が斜面に家を建てて暮らした大同(テドン)の月の村(貧しい山の手の集落)が壁画の村に変わり、その一番上に、標高約127mの展望公園ができました。夕暮れどきにツインビルのあいだへ沈む夕日と、素朴な夜景を見るために、たくさんの人がこの路地を登ります。
大同は、戦争中に避難民が空いた土地ごとに家を建てて生まれた山の手の集落です。家が狭く、階段ごとにゴムの桶で野菜を育てて食べていたという話が残るほど、家々がぎっしりと建て込んだ町でした。2007年に政府の公共美術公募事業に選ばれ、地域の美術団体を中心に、美術家30人あまりが約3か月間、住民や子どもたちと一緒に壁画や造形物を作りました。その後、大田市の「虹プロジェクト」で村の頂上にスカイパークが整備され、2014年には壁画が大々的に手直しされて新しい絵が加わりました。2024年11月には、公園が再びリニューアルされました。
壁画の村は、今も住民が暮らす町です。路地は狭くて急なので、家の窓や玄関が道のすぐそばにあります。写真を撮るときは家の中が写らないようにし、夜遅くや大声でのおしゃべりは控えてください。公園につながる路地には、眺めを売りにしたカフェも並んでいます。