彩石江(チェソッカン)と赤壁江(チョクピョッカン)は、辺山半島で西海側に最も突き出した、扶安(プアン)の格浦里の海岸です。「江」という名前が付いていますが、実際は海に接した断崖と岩の海岸です。激しい波が長い歳月をかけて削った高い断崖には、数万冊の本をきちんと積み上げたような地層の縞が現れていて、その下には広い岩の床が広がっています。この一帯は2004年に名勝に指定され、辺山半島国立公園と全北西海岸国家地質公園に属しています。
断崖をなす地層は、中生代白亜紀に堆積した堆積岩と火山砕屑岩で、地名にちなんで格浦里層と呼ばれています。頁岩、礫岩、砂岩が交互に積み重なっており、層ごとに色と厚さが異なります。鶏峰(タギボン)の下には、高さ30〜50mの海食崖が立っていて、その下には、波に削られて平らになった波食台が広く敷かれています。断崖の弱い裂け目を波が掘り進めてできた海食洞は、幅2〜3m、高さ4〜5mほどです。海岸に沿って歩くと、正断層、逆断層、褶曲といった地質構造も見られ、火山活動と堆積環境を研究する資料としても価値が高いです。
彩石江の上の鶏峰には、昔、烽火台があり、赤壁江側の竜頭山の断崖の上にある水聖堂と、その下の大馬谷、ヨウルクルには、漁業と土俗信仰にまつわる伝説が数多く伝わっています。そのためここは、自然景観だけでなく、海に頼って生きてきた人々の物語が一緒に残る場所だと評価されています。春には菜の花、秋にはコスモスが赤壁江一帯を埋め尽くします。
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