中文観光団地(チュンムンカングァンダンジ)のホテルやリゾートの間に、深い渓谷がひっそりと隠れています。階段を下りていくと、黒い柱状節理の岩が屏風のように囲む、エメラルド色の滝つぼが現れます。天帝淵瀑布は「天の帝の池」という名のとおり、この滝つぼから海に向かって3段に流れ落ちる滝です。
漢拏山(ハルラサン)に源を発する中文川が海へ向かう途中で、3段の滝をつくっています。
第1瀑布の近くにある岩の洞窟の天井からは、歯がしみるほど冷たい水が落ちてきます。昔は、旧暦7月の白中(ペクチュン)や処暑の頃にこの水を浴びるとあらゆる病が治る、と言われていました。現在は水泳も立ち入りも禁止されており、近づくことはできません。下流には、この水を田んぼに引いていた「天帝淵灌漑水路」が、国家登録文化遺産として残っています。