山房山(サンバンサン)のすぐ前、海へと延びる丘が、龍が頭をもたげて水の中へ入っていく姿に似ていることから、龍頭海岸(ヨンモリヘアン)と呼ばれています。海底火山が噴き出した火山灰が何層にも積み重なってできた断崖です。波状の地層のすぐ下を歩いて一周する道は、潮の満ち引きと天気が許すときだけ開かれます。
龍頭海岸は、海底の3つの火口から噴出した火山砕屑物が積もってできた、水成火山(ハイドロボルケーノ)の岩石海岸です。城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)や水月峰(スウォルボン)と違い、火口が移動しながら地層がつくられたため、学術的な価値が高く、済州島で最も古い水成火山とされています。2011年に「済州沙渓里龍頭火山砕屑層」という名前で天然記念物に指定されました。
波が長い年月をかけて断崖の下を削り、狭くて平らな波食台ができ、この岩の段が今の探訪路になりました。小さな部屋のようにくぼんだ窟、水がたまった水たまり、斜めに曲がった層理が続きます。