大田(テジョン)の大徳区(テドック)にある、標高400m台の山で、森の中の林道に沿って赤い黄土を敷いた、長さ14.5kmの裸足ウォーキングコースで有名です。山頂の稜線には、三国時代に石で築いた鶏足山城があり、裸足の散策、山城の探訪、大田市街の眺めを、1日ですべて楽しめます。
鶏足(鷄足)は「ニワトリの脚」という意味で、山の尾根がニワトリの足のように分かれて伸びていることから、つけられた名前です。そのため、昔は「ニワトリ足の山(タクパルサン)」「ニワトリのもも山(タクタリサン)」とも呼ばれました。いまの松村(ソンチョン)一帯にムカデが多く、ムカデの天敵であるニワトリの名前を借りたという話や、姿が鳳凰のようだとして鳳凰山と呼ばれていたという話も伝わっています。高さは、資料によって420mまたは429mです。山の下には京釜高速道路が通り、会徳洞(フェドクトン)と松村洞(ソンチョンドン)の市街地を見下ろしています。
長洞(チャンドン)山林浴場から出発し、山腹の林道に沿って続く黄土の道は、全長14.5kmです。大田のある焼酎メーカーが2006年に黄土を敷きはじめ、長いあいだ自ら管理してきました。裸足でやわらかい黄土を踏みながら森を歩く体験が口コミで広まり、大田を代表するウォーキングコースになりました。
山頂の稜線に沿って、山の峰を取り巻くように石で築いたテメ式の山城です。周囲は1,037m、北側の城壁の高さは約9.4mにのぼり、東・西・南に門がありました。国の史跡に指定されています。長いあいだ百済が築いた城として知られてきましたが、1998〜1999年の発掘で、6世紀中・後半の新羅の土器がもっとも古い遺物として出土したため、新羅が築いたとする見方もあります。最初に調査したとき、きちんと残っていた区間は350mほどでしたが、その後も整備が続き、いまは復元された城壁と城門跡に沿って歩けます。城壁の上に立つと、大田市街がすっきりと広がります。山頂近くの鳳凰亭(ポンファンジョン)からは、大田南部の市街地が見下ろせます。