金海(キメ)の市街地のまんなかにある低い丘が、金官伽耶(クムグァン・カヤ)の王と支配層の墓です。1世紀から5世紀まで、400年以上にわたって墓がつくられた場所で、伽耶が小さな国・狗邪国(クヤグク)から金官伽耶へと成長していく過程を、墓を通して読み解くことができます。2023年に「伽耶古墳群」のひとつとしてユネスコ世界遺産に登録され、すぐ隣の博物館で出土遺物を無料で見られます。
古墳群は、長さ約300m、高さ約20mのなだらかな丘にあります。発掘の結果、支石墓から木棺墓、木槨墓、横穴式石室墓まで、さまざまな形式が出ました。丘の周りの平地には1〜3世紀の墓が、丘の頂上には4〜5世紀の墓が集中していて、時代とともに支配層の墓の場所が高くなっていく様子を示しています。
板を組み合わせた木槨墓は、丸太の棺から板の棺へと変わった時期が1世紀ごろであることを教えてくれます。墓からは、土器や鉄器、中国から渡ってきた鏡などが出土し、当時の朝鮮半島と中国、日本のあいだの交流を示しています。古墳群は1991年に史跡に指定されました。
2023年9月、サウジアラビアのリヤドで開かれた世界遺産委員会は、大成洞をはじめ、高霊(コリョン)の池山洞(チサンドン)、咸安(ハマン)の末伊山(マリサン)など7か所をまとめた「伽耶古墳群」を、韓国で16番目の世界遺産として登録しました。
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