黒いレンガで建てられた国立金海博物館は、遠くから見ると巨大な鉄の塊のようです。鉄鉱石と木炭を思わせるこの外壁は、「鉄の王国」と呼ばれた伽耶を象徴しています。1998年7月29日、伽耶の建国神話が伝わる亀旨峰(クジボン)の麓にオープンした、伽耶文化を専門に扱う国立博物館です。
伽耶は文献の記録があまり残っていない国なので、博物館は、遺跡と遺物で伽耶を明らかにする考古学展示に力を入れています。本館は、建築家・張世洋(チャン・セヤン)の最後の作品として知られ、2006年には、子ども博物館と企画展示室がある教育館「伽耶ヌリ」が加わりました。常設展示は2024年1月に全面改編され、1階は「伽耶へ向かう道」、2階は「伽耶と伽耶の人々」をテーマに構成されています。常設展示の入口には、デジタル展示空間「伽耶迎えの部屋」があります。
船の部材は、約18か月にわたって保存処理が行われ、分析の結果、船体はクスノキ系、楔はスギ、櫂はクヌギで作られていたことが分かりました。博物館のすぐ裏が、天から降りてきた卵から首露王が生まれたという亀旨峰で、首露王妃陵もすぐ隣にあります。
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