坡州(パジュ)、楊州(ヤンジュ)、漣川(ヨンチョン)の境にそびえる紺岳山(カマクサン、675m)は、古くから京畿五岳のひとつに数えられてきた岩山です。岩のあいだから黒みと青みが一緒に透けて見えることから、「紺色の岩山」という名前がつきました。登山道入口の吊り橋、垂直に落ちる雲渓滝(ウンゲポ)、晴れた日の頂上から見える開城の松岳山(ソガクサン)まで、休戦ラインに近い山ならではの風景があります。
紺岳山は、新羅のころから巫俗で神聖視されてきた山で、朝鮮時代には宮中が春と秋にこの山で祭祀を行いました。三国時代から朝鮮半島をめぐって争われた戦場で、契丹の侵入のときにも、ここで戦いがありました。
朝鮮戦争のときは675高地と呼ばれ、臨津江(イムジンガン)防衛線の激戦地になりました。1951年4月、山の下の設馬里(ソルマリ)一帯で、英国軍のグロスター大隊が中国軍の攻勢を食い止めた戦いが有名です。そのため坡州市は、吊り橋に**「グロスターの英雄の橋」**という別名をつけました。今も周辺には軍の部隊があります。
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