「海の金剛山」という意味の海金剛は、巨済島(コジェド)の南端、カルゴッ里(カルゴクリ)の沖にそびえる岩の島です。切り立った絶壁の間を船が入っていく十字洞窟や、波と風が削り出した奇岩が続き、1971年に国の名勝第2号に指定されました。船に乗って島を一周するか、向かいの禹堤峰(ウジェボン)展望台に登って見下ろすか、2つの方法で見られます。
海金剛は、閑麗海上国立公園(ハンニョヘサンクンニプコンウォン)の中、巨済市南部面の海金剛村の船着き場から約500m離れた海にあります。大きな岩の島がいくつも互いに接していて、ひとつの島のように見える構造です。北朝鮮の金剛山の海金剛と区別するために、「巨済海金剛」と呼ぶこともあります。
島をなす岩は、中生代白亜紀に堆積した堆積岩です。垂直に割れた隙間に沿って浸食が起き、絶壁の間に狭い水路と洞窟ができ、岩の形によって獅子岩(サジャバウィ)のような名前がつけられました。島の周りの海は、生態的にも保全価値の高い場所と評価されています。
海金剛は「韓国の名勝40選」に挙げられる場所で、巨済島のなかでも景色がもっとも優れた場所として紹介されています。遊覧船は、海金剛だけを回るのではなく、禹堤峰と神仙台(シンソンデ)の沖も一緒に通り、巨済南部の海岸の絶壁の風景を続けて見せてくれます。