外島ボタニアは、巨済島(コジェド)の南東の海に浮かぶ小さな島外島(ウェド)を丸ごと育て上げた、海上の植物園です。電気もなかった離れ小島を、ある夫婦が30年以上かけて手ずから育て、今の姿になりました。遊覧船に乗って海金剛(ヘグムガン)を過ぎ、島に降り立つと、海を背景に熱帯植物とヨーロッパ式の庭園が続く、独特な風景に出会えます。
外島はもともと岩が多く、数世帯だけが暮らす離れ小島でした。住民は斜面の畑にサツマイモを植え、ワカメを採って暮らし、天気が悪いと10日も陸と連絡がとれなくなることがありました。
1969年、李昌浩(イ・チャンホ)さんがこの近くへ釣りに来て台風に遭い、島で一晩を過ごしたのが縁となりました。彼は1973年までに島全体を買い取り、妻の崔浩淑(チェ・ホスク)さんとともに開発を始めました。最初はミカンの木3千本と、防風用のヒノキ8千本を植えて農園をつくりましたが、何度も失敗したすえに、植物園へ方向を変えました。1995年に「外島海上農園」としてオープンし、今の名前ボタニアは、植物(botany)と楽園(utopia)を合わせた言葉です。2008年には累計来場者100万人を超えました。
島全体の面積は約14万8千㎡で、庭園に整えられた西島と、自然のままにした東島に分かれています。
温暖な海洋性気候のおかげで、ヤシの木、リュウゼツラン、ユッカなどの亜熱帯植物が冬も屋外で育ち、椿の花は真冬でも咲きます。
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