巨済島(コジェド)の南端、道長浦村(トジャンポマウル)のすぐ上に、木が一本もなく草に覆われた丘が、海に向かってぽつんと突き出しています。四方から海風が吹くため風の丘と呼ばれるこの場所は、短く刈ったような草原とオランダ風の風車、その向こうに広がる多島海のおかげで、巨済で最も多くの人が訪れる風景のひとつになりました。海金剛(ヘグムガン)と外島(ウェド)へ向かう遊覧船が下の港から出るので、島旅の出発点としてもおすすめです。
この丘のもとの名前は**「ティバッヌル」**で、イネ科の多年草・チガヤ(ティ)が育つ丘という意味です。海に面していつも風が強く吹くことから、いまでは風の丘という名前のほうが広く使われています。風があまりに強いので、丘の草や木は低くしか育たず、それでハゲ山のように開けた、いまの姿になりました。
丘の上の風車は、2009年に建てられたオランダ風の風車で、いまではこの丘のシンボルになりました。風が吹くと、羽根が実際に回ります。