雪華山(ソルファサン)の麓に、わらぶきの家と瓦屋根の家が石垣の道でつながる外岩村(ウェアムマウル)は、今も人が暮らしている朝鮮時代の両班(ヤンバン、貴族階級)の村です。約500年前に村ができてから、礼安李氏(イェアンイシ)の一族が代々暮らしてきて、両班の屋敷と庶民のわらぶきの家が、ひとつの村にそのまま残っています。2000年に国家民俗文化遺産に指定され、映画『酔画仙』や『ブラザーフッド』のロケ地でもあります。
村は16世紀頃に、姜氏(カンシ)や睦氏(モクシ)などが定着したことで始まったと伝えられています。朝鮮の明宗(ミョンジョン)の時代に礼安李氏が移り住んでから子孫が繁栄し、人材が多く出るにつれて、次第に両班の村の姿が整いました。
村の名前は、この一族の学者・李柬(イ・ガン、1677〜1727)に由来します。彼が自分の号を「巍巖(ウェアム)」とすると、村もその名前で呼ばれるようになり、日本統治時代からは画数の少ない「外巖」と表記するようになりました。朝鮮時代には漢陽(ハニャン、現在のソウル)との行き来が多く、漢陽の風俗とあまり変わらなかったと言われています。2011年の時点で69世帯192人が暮らしており、その半数以上の家が農業を営んでいました。村の人々は、忠清(チュンチョン)地方の伝統的な餅菓子「プクミ」(もち米の生地で具を包んで焼いたお菓子)などの食べ物も受け継いでいます。
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