漢拏山(ハルラサン)東側の中山間、標高500〜600mの高さを、赤い火山礫(スコリア)の道がスギとヒノキの間を縫って長く続いています。サリョニ森道は、ビジャリム路からムルチャッオルムとサリョニオルム方面へ約15km延びる森の道で、傾斜がゆるやかなので、子どもやお年寄りでも歩きやすいです。済州の人々が暑さを避けて訪れる森であり、済州4・3事件の痕跡が残る場所でもあります。
「サリョニ」は「サラニ」や「ソラニ」とも呼ばれ、ここで「サル・ソル」は神聖な場所を指す言葉なので、サリョニは神聖な森という意味と解釈されます。道が通る地域は、ユネスコの済州生物圏保全地域に含まれます。2009年から車の進入を禁じて本格的な探訪路をつくり、国際トレッキングイベントを開催するなかで、済州を代表する森の道として知られるようになりました。2020年には、車椅子やベビーカーも通れる1.3kmのバリアフリー区間ができました。