星州邑(ソンジュウプ)の校村(キョチョン)マウルの東の丘の下に、赤い柱の祠堂と、素朴な講堂が並んで立っています。朝鮮時代に国が建てた地方の学校、星州郷校です。孔子を祀る大成殿は、華やかな多包式の組物を載せた珍しい例で、1605年に再建された年代がはっきりしている17世紀初めの建物であることから、大成殿と明倫堂がともに宝物に指定されました。
郷校は、孔子や多くの聖賢の祭祀を行い、町の若者たちを教えていた国立の教育機関です。朝鮮時代には、国から土地と奴婢、書物を与えられて学生を育てましたが、今は教育機能はなくなり、祭祀の機能だけが残っています。
星州郷校は、全国に郷校が建てられた1398年(太祖7年)に最初に建てられたと伝わりますが、正確な年代は分かっていません。1510年ごろに建てた楼閣の万華楼(マヌァル)と養士斎(ヤンサジェ)は、壬辰倭乱で焼けました。大成殿は、戦争が終わったあとの1605年(宣祖38年)に再建され、明倫堂もその後、順に建てられて、1677年の記録に登場します。学生が泊まっていた東斎と西斎は、1950年ごろに崩れたあと再建されず、1961年には大成殿と明倫堂を修理しました。
たいていの郷校は、前に講堂、後ろに祠堂を置きますが、星州郷校は、正面から見て左側に明倫堂、右側に大成殿が並んでいます。祠堂の区域を講堂より高く上げて、序列を表しました。