金浦(キンポ)空港に降りていく飛行機が頭上を通り過ぎると、湖の上に水柱が噴き上がる公園です。ソウルの西の端、陽川区(ヤンチョング)の新月洞(シヌォルドン)にあり、水道水をつくっていた古い浄水場を改装して2009年10月26日に開園しました。古い水道管や沈殿池が、庭園や散策路として生まれ変わっています。入場料なしで24時間開いているので、近所の散歩から気軽な半日のお出かけまで幅広く向いています。
この場所は、1959年に仁川(インチョン)市の金浦浄水場として始まりました。1979年にソウル市が引き継いで新月浄水場として運営し、1日あたり約12万トンの水道水をソウル市民に送っていました。2003年10月、浄水場の整備計画にともなって稼働を止め、6年後に公園として生まれ変わりました。設計は造園家の崔信鉉(チェ・シニョン、シートポス)が手がけました。浄水場の敷地と、その裏手の陵谷山(ヌンゴルサン)を合わせた面積は約22万5千㎡で、汝矣島(ヨイド)公園とほぼ同じ広さです。公園の中心には、約1万8千㎡の湖があります。
公園には、野生のタヌキの家族が暮らしています。昼は巣穴で休み、夜に餌を探しに出てきますが、人をあまり怖がりません。公園の案内板にもあるとおり、餌をあげたり近づいたりせず、遠くから見守ってください。モンドリアン庭園からは陵谷山の森の道がそのまま続いていて、約2.4kmの尾根道を頂上まで歩いてみることもできます。夏には、陽川区が運営する無料の子ども用水遊び場もオープンします。