秋になると銀色のススキが波打つソウル麻浦(マポ)区のハヌル(空)公園の丘は、じつはゴミの山です。1978年から1993年までソウルから出たゴミを埋めていた蘭芝島(ナンジド)の埋立地を土でおおって安定化させてつくった場所だからです。2002年5月1日、日韓ワールドカップの開幕を前に、この一帯が五つの公園からなるワールドカップ公園としてオープンしました。
蘭芝島は「蘭と霊芝が育つ島」という意味の、漢江の中洲でした。落花生やモロコシを育てていた島は、1977年の堤防工事で陸続きになり、翌年からソウルのゴミ埋立地になりました。15年間積み上げられたゴミは、標高90mを超える二つの山になりました。
埋め立てが終わったあと、浸出水を防ぐ遮断壁を築き、ゴミから出るメタンガスを集めて暖房の燃料に使い、土をかぶせて草や木を植える安定化作業が続きました。すぐ隣にソウルワールドカップ競技場が建つと、生態公園の計画は競技場や上岩洞(サンアムドン)の開発と結びついた大規模な公園造成事業へと広がり、2001年1月に工事を始めて、ワールドカップの直前に開園しました。今では毎年1,000万人近くが訪れる、ソウルを代表する公園になりました。
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