望遠漢江公園(マンウォンハンガンコンウォン)の川辺に、全長102mの灰色の護衛艦がつながれています。ソウル艦公園は、30年間海を守って退役した軍艦三隻、護衛艦ソウル艦とチャムスリ高速艇、トルゴレ級潜水艦をそのまま移してきて、中まで歩いて入れるようにした公園です。寝室や食堂、艦長室、操舵室をじかに通りながら、軍艦の中の日常をのぞくことができ、甲板ではおまけに漢江の夕焼けまで眺められます。
ソウル艦(FFK-952)は、海軍が初めて国内の技術でつくった護衛艦です。1984年に蔚山(ウルサン)の現代重工業で建造され、1985年から2015年までの30年間、任務に就きました。当初は「韓国型駆逐艦(FFK)」として開発され、駆逐艦につく900番台の艦番号を受けましたが、952という番号がまさにその名残です。ソウル市と姉妹縁組を結び、ソウルの名を冠した船でもあります。退役した三隻は、海軍本部から無償で借り受けて望遠漢江公園に据えられ、公園は2017年11月にオープンしました。ソウル市の集計では、2023年の1年間だけで約465万人が訪れました。
案内センターの2階には漢江の歴史を扱った展示室があり、3階の屋上庭園でひと休みできます。
チャムスリ高速艇の最初の名前は「キロギ」(雁)でした。高速艇を鳥の名前で呼ぶ海軍の伝統に従ったものでしたが、印象が弱いという意見が出て、1993年に猛禽類のチャムスリ(オオワシ)に変わりました。ソウル艦の船体に書かれた952は駆逐艦の番号体系に従ったもので、護衛艦に分類されたあともそのまま残りました。
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