統営港(トンヨンハン)から南東へ26km離れた海上にある、面積0.51㎢の小さな島が小每勿島(ソメムルド)です。この島を有名にしているのは、すぐ隣の灯台島。1日に2回潮が引くと、2つの島の間に70mの砂利道が現れ、歩いて白い灯台の下まで渡れます。
小每勿島は行政区画上は統営市閑山面(ハンサンミョン)梅竹里(メジュンニ)に属しますが、実際には巨済島(コジェド)のほうが近く、閑麗海上国立公園の巨済地区の中にあります。島全体が花崗岩の一種である花崗斑岩でできていて、岩が縦に割れる垂直節理がよく発達しているため、海岸の断崖が刃物で切ったようにまっすぐです。島の真ん中にそびえる最も高い峰望台峰(マンテボン)は標高152m、海岸線の長さは3.8kmです。北東には、名前の似た隣の島・每勿島(メムルド)が向かい合っています。
灯台島は、切り立った海岸の断崖と、波がつくった海食洞、島全体を覆う草原、白い灯台が調和した景観が認められ、2006年に国の名勝「小每勿島 灯台島」に指定されました。岩が縦横に割れた水平・垂直節理が幾何学模様のような岩石景観をつくり、波に削られた海食崖や海食洞があちこちに発達していて、「統営八景」のひとつにも数えられています。
1986年に灯台島でお菓子「ククダス」のCMが撮影されて以来、小每勿島は今も「ククダスの島」というあだ名で呼ばれています。灯台島は、潮風の影響で背の高い木の代わりに草と低い灌木が島を覆っていて、緑の丘の上に白い灯台が立つ異国的な風景が生まれました。