木浦(モッポ)の旧市街のすぐ裏にそびえる儒達山は、高さ228mの小さな山ですが、岩の峰々が屏風のように並び立っているため、昔から湖南の「皆骨山(ケゴルサン)」(冬の金剛山を指す言葉)と呼ばれてきました。木浦八景のひとつに数えられる街のシンボルで、頂上に立つと多島海の島々と木浦港、旧市街が一望できます。低い山なので、1時間ほどで岩の峰々と東屋をひととおり見て回れます。
2019年に開通した木浦海上ケーブルカーは、北港から出発して儒達山の乗り場を経て、海を渡って高下島(コハド)まで、約3.23kmを結んでいます。儒達山の乗り場で降りて散策し、再び乗る方法もあります。夜は頂上と峰ごとに照明が灯り、岩の尾根が街の上に浮かび上がったように見えます。ただ、この照明は光害をめぐる議論も呼びました。
頂上には、海を見渡せることから烽燧台(のろし台)が2か所あったといいますが、今は跡が残っていません。儒達山は、ワンジャグィナム(ネムノキの仲間)の自生地でもあります。毎年春には儒達山花祭り(旧・レンギョウ祭り)が開かれ、山の麓が黄色く染まります。
正式な周回道ではありませんが、山の中腹の登山道が互いにつながっていて、儒達山を一周する散策コースになります。遊仙閣(ユソンガク)の上の分かれ道から出発し、アリランの丘、落照台(ナクチョデ)の分かれ道、海洋大の裏門の分かれ道、漁民の丘の分かれ道、逍遥亭(ソヨジョン)、観雲閣(クヮヌンガク)を経て、再び遊仙閣のほうへ戻る道です。頂上まで登らずに、海の景色をひととおり楽しみたいときにぴったりです。
山麓には、古いお寺の達聖寺(タルソンサ)、蘭公園、特定自生植物園など、休憩所を兼ねた見どころが点在しています。儒達山の周回道路に沿って歩いたり、車で回ったりして見て回る人も多いです。
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