清州(チョンジュ)市尚党区(サンダング)の都心、六つの道が一か所に集まる交差点のそばに、六つ辻総合市場(ユッコリ総合市場)があります。屋根のかかった路地が碁盤の目のように続き、早朝には近郊の農家が自分で育てた野菜を並べる市場です。清州の人々の買い物かごと食卓がどのように満たされるのかを、いちばん間近で見られる場所です。
市場のルーツは、朝鮮時代に無心川の堤に沿って立っていた清州の市です。堤の上に、農産物や薪を売る露店、クッパ屋、鍛冶屋が集まって市が大きくなり、これが今の市場の出発点になりました。市場の横に六つの道が交わる交差点ができたことで、1973年から「六つ辻市場」という名前で呼ばれるようになりました。今では複数の市場がつながった大きな商圏になっており、店舗数は資料によって約1,200店または1,600店と紹介されています。アーケードと駐車場を備えたあとは、全国の優秀伝統市場に選ばれたこともあります。
市場から歩いて5〜10分の距離に、清州中央公園と、朝鮮時代の忠清道兵馬節度使の軍営の門が残っています。その横には清州を代表するショッピング通り城内通り(ソンアンギル)が続いていて、市場を見たあとに旧市街をあわせて歩くのに向いています。直指を刷った興徳寺跡に建てられた清州古印刷博物館は、無心川を渡った北西へ2kmほどの場所にあります。
六つ辻市場は、複数の市場が集まって約99,000㎡にわたり、1日に5万〜6万人が訪れるといわれています。約4,000人の商人が働く大きな商圏なので、路地を一周するだけでも、清州の暮らしの規模が感じられます。夜には夜市も開かれます。2026年には4月から7月まで、金・土曜の夜7時〜11時に、移動式の販売台とフードトラック、公演が組み合わさった夜市が開かれました。開催時期は年ごとに変わることがあるので、清州市のお知らせをご確認ください。