清州(チョンジュ)の中心部の東、牛岩山(ウアムサン)の麓にある、朝鮮戦争の避難民たちが築いた丘の町秀岩谷(スアムゴル)の上に、清州市街を一望できる展望台があります。昼間は、びっしりと並ぶ屋根やマンションの向こうに遠い山並みまで見渡せ、日が暮れると街の明かりが足元いっぱいに広がるので、地元の清州の人たちのあいだでも、夕焼けと夜景がきれいな場所として挙げられています。壁画の路地とカフェ通りがすぐ下にあるので、あわせて歩くのにぴったりです。
秀岩谷は、朝鮮戦争のとき、避難民たちが牛岩山の斜面に家を建てて暮らし始めたことでできた町です。長いあいだ古びた山の手の貧しい町のままで、2000年代初めに清州市が住居環境改善事業を始めたことで、住民の多くが町を離れることもありました。ところが2007〜2008年ごろ、清州地域の芸術家たちが公共美術プロジェクトとして路地の塀に壁画を描くと、雰囲気が変わりました。続いて、ドラマ『カインとアベル』とKBS『パン王キム・タック』(2010年、原題は「製パン王キム・タック」)がここで撮影されたことで、全国から人が訪れる名所になりました。撮影セットを活用した食堂やカフェも、路地に残っています。