
Audio guide
Stop 9 of 12 · This sight is a stop on an audio walk
„The street where even the coffee speaks Korean.”
12 stops 150 min 5.9 km
筆と韓紙、古い陶磁器と茶屋が、ひとつの通りに集まっています。仁寺洞は朝鮮時代からソウルの中心だった町で、いまでは伝統工芸品の店や画廊、茶屋が路地ごとに続く、ソウルを代表する伝統文化の通りです。
仁寺洞という名前は、朝鮮の漢城府の寛仁坊(クァニンバン)と大寺洞(テサドン)から一字ずつ取ったものです。朝鮮の初めは役人が住む町で、いまの大通りの場所には小川が流れていました。日本統治期に暮らしが苦しくなった家々が家財を売りに出したことで骨董市場ができ、1970年代からは画廊や筆屋、表具店が入ってきました。
1960年代、外国人はここを「メリーズ・アレー(Mary's Alley)」と呼んでいました。ソウル市は1988年に仁寺洞を伝統文化の通りに、2002年にはソウル初の文化地区に指定しました。いまの石畳の通りは、2000年に建築家の金鎮愛(キム・ジネ)の設計で新しく整備された姿です。
観光客が大きく増えるにつれて、伝統文化と関係のない店が多くなり、お土産のなかに輸入品が少なくないという指摘も、絶えず出ています。工芸品を買うときは、国産の表示や作家の名前を確認してみてください。
仁寺洞は面積約12.7haの小さな町ですが、かつては全国の骨董店や画廊の40%、伝統文具店の90%がここに集まっているといわれました。ソウルでもっとも古い書店とされる通文館(トンムングァン)も、この通りにあります。2000年ごろには、日曜日の一日だけで約10万人が訪れ、1999年にはイギリスのエリザベス女王もここを訪れました。
通りの北と南の入口には観光案内所があり、地図やイベント情報が手に入ります。大通りから一本入るだけで、古い韓屋を改装した茶屋や中庭のある食堂が続き、大通りより路地のほうが、仁寺洞らしいといえます。