智異山(チリサン)の西の端、標高1,507mの老姑壇(ノゴダン)は、智異山でいちばん手軽に登れる高い峰です。標高約1,100mの城三峠(ソンサムジェ)まで車で上がれば、あとは山道を1〜2時間歩くだけで、広い高原に着きます。天王峰(チョナンボン)、般若峰(パンヤボン)とともに智異山の三大峰に数えられ、足元には蛇行する蟾津江(ソムジンガン)と雲海が広がります。
「老姑」は年老いたばあさんという意味で、智異山の山の神である麻姑ばあさん(マゴハルミ)を指します。新羅の時代からこの高原に祭壇を築き、山の神に祭祀を行ってきたと伝えられ、「老姑壇」という名前が付きました。頂上付近の広い草原は、かつてキャンプ場などに使われて大きく荒れましたが、立ち入りを禁じて復元を重ねた末に、今の姿を取り戻しました。智異山は1967年に韓国で最初の国立公園に指定されました。
老姑壇一帯は、ツキノワグマをはじめとする野生の動植物が暮らす保護区域です。山頂の草原は長い復元のすえによみがえった場所なので、デッキと決められた道から外に出ないことが、ここでいちばん大切なルールです。
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