八公山(パルゴンサン)の南側、冠峰(クァンボン)の頂上で、屏風のような岩を背に、石の笠をかぶった仏様が座っています。正式名称は慶山 八公山冠峰石造如来坐像で、一般にはカッパウィ(笠岩)と呼ばれます。この仏像を所有し、管理しているお寺が、山の麓の禅本寺です。「心をこめて祈れば、願いごとをひとつはかなえてくれる」という言い伝えのおかげで、四季を通じて参拝客が絶えません。
禅本寺は、491年に極達(クッタル)和尚が建てたと伝わります。カッパウィの仏様は、638年に義玄(ウィヒョン)僧が亡き母のために刻んだという話が伝わり、仏像を刻んでいるあいだ、毎晩ツルが飛んできて見守ってくれたという伝説もあります。学界では、表現の仕方から、9世紀前半の統一新羅の時代に造られたものとみています。
この仏像は、1962年に新聞で紹介されて広く知られるようになりました。一時は国が所有して別の寺が管理していましたが、禅本寺が訴訟を起こし、1970年に大法院が禅本寺の所有であると最終判決を下しました。梅雨の時期に極楽殿で見つかった禅本寺の寺誌が、決定的な証拠となりました。仏像は1965年に宝物に指定されました。
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