済州東部の中山間、西帰浦(ソギポ)市表善面(ピョソンミョン)の城邑緑茶村の茶畑を横切っていくと、森の中に小さな溶岩洞窟が現れます。洞窟の奥から入口を見ると、黒い玄武岩の天井が、外の緑の森を額縁のように囲み、この一枚の光景を撮るために訪れる人が多くいます。広い茶畑の散策と洞窟見学を、一度に楽しめる場所です。
城邑緑茶村は、火山灰土の上でお茶を育て、自分たちで加工まで行う茶園です。駐車場から茶畑のあいだの道を15~20分ほど歩くと、小さな森が現れ、その中に洞窟があります。まず小さな洞窟が見え、もう少し奥へ進むと、天井の高い大きな洞窟へつながります。洞窟は規模が大きくなく、少し立ち止まって写真を撮って出てくる程度です。
茶園の入口のカフェでは緑茶のお土産を売っていて、1階で緑茶の足湯ができます。足湯は有料で、電話で事前に予約する方式と案内されています。車で数分の距離には、朝鮮時代の旌義県の邑城と藁ぶきの家が残る城邑民俗村と旌義郷校があり、あわせて半日コースにしやすいです。
火山灰の混じった土は、有機物が多く水はけもよいため、茶の木が育ちやすく、さらにきれいな火山岩盤水が加わるといわれます。茶園内のカフェでは、自分たちで育てて加工した緑茶といっしょに、緑茶餅や緑茶アイスクリームを味わえます。2022年には、韓国観光の海外向けプロモーション映像『Feel the Rhythm of Korea』の済州編が、この茶畑で撮影されたこともあります。茶園のすぐ隣にはカート体験場もあるので、お子さん連れなら、動線をまとめて見るのもよいでしょう。