論山(ノンサン)市連武邑(ヨンムウプ)にあるサンシャインスタジオは、2018年のtvNドラマ『ミスター・サンシャイン』を撮影するために建てられたセットです。1900年代初め、大韓帝国時代の漢城(ソウル)の通りを約6千坪の敷地に建て直したもので、今では誰でも入って歩ける、ドラマのテーマパークになっています。その後、『パチンコ』と『九尾狐伝1938(クミホジョン1938)』もここで撮影されました。
論山市が土地とインフラを提供し、ドラマの制作会社であるファ&ダムピクチャーズとSBS A&Tが共同で投資してつくりました。西洋式の近代建築5棟、瓦屋根の家19棟、茅葺きの家4棟、日本式家屋(敵産家屋)9棟が、ひとつの町のように調和しています。瓦屋根の路地と茅葺きの家、電車が停まる大通り、西洋式のホテルや会社の建物がひとつの町に混在していて、伝統と近代が入り混じった時代の風景を、歩きながら感じられます。
ここをいちばん楽しむ方法は、洋品店で開化期の衣装を借りて着て、通りを歩くことです。瓦屋根の路地や近代建築の前のあちこちに、ドラマの名セリフを書いたフォトスポットがあります。企画展示室の展示は、時期ごとに変わります。
『ミスター・サンシャイン』は、1871年の辛未洋擾(シンミヤンヨ)のときに、アメリカの軍艦に乗って朝鮮を離れた奴婢の息子が、アメリカ海兵隊の将校になって戻ってくる物語です。大韓帝国末期の漢城で、彼が、ひそかに義兵として戦う両班(ヤンバン)の家の娘、裕福な両班家の若様、白丁(ペクチョン)の息子に生まれて日本の浪人になった男、グローリーホテルの主人と絡み合いながら、国を失っていく時代が描かれました。グローリーホテルや漢城の通り、ドンメの家といった場所が、その人物たちの舞台であり、シーユーアゲインガーデンが義兵を称える空間なのも、そのためです。
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