地下鉄7号線の紫陽(チャヤン、トゥクソム漢江公園)駅の改札を出ると、そのまま漢江の河川敷へつながる公園です。朝鮮の王の狩り場であり、近代にはソウルの人々が川で泳いでいた遊園地だった場所なので、今も夏のプール、ウォーターレジャー、川辺のピクニックが一か所に集まっています。地下鉄を降りて数歩で川辺に座れるのが、この公園の最大の長所です。
「トゥクソム(纛島)」という名前は、朝鮮時代に軍隊が出兵するとき、ここに纛旗(トクキ)という大きな旗を立てて祭祀を行ったことに由来するといわれています。実際の島ではありませんが、漢江と中浪川(チュンナンチョン)に囲まれた土地が島のように見えて「島」がついた、という説明もあわせて伝わっています。この一帯は朝鮮の王たちの狩り場で、近代には庶民が川で水遊びをした場所、1970年代までは冬の氷上釣りの場所でした。1980年代の漢江総合開発で川辺が整備され、現在の漢江公園になりました。
夏には屋外プールがオープンして都心の避暑地になり、冬には雪そり場ができることもあります。春と秋は川風が涼しく、サイクリングに向いていて、川に沿って西へ走ればソウルの森、東へ走れば蚕室側へ自転車道がつながっています。2025年に運航を始めた水上交通の漢江バスもトゥクソムの船着き場に停まるので、帰りは船で蚕室や汝矣島(ヨイド)へ移動してみるのもひとつの方法です。
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