慶州の東海岸、良南面の邑川(ウプチョン)港と河西(ハソ)港のあいだの海辺では、岩が扇を広げたように四方へ伸びています。慶州 良南柱状節理群は、溶岩が冷えるときに割れてできた石の柱が、立っているもの、斜めに傾いたもの、横たわったものまで、一つの海岸に集まっている場所です。とくに真ん中から花びらのように広がる扇形の柱状節理は、国内のほかの柱状節理ではなかなか見られない形で、海沿いに続く1.7kmの「柱状節理パドソリ道(波の音の道)」を歩くだけで、すべて見られます。
柱状節理とは、熱い溶岩が冷える際に体積が縮み、六角形や五角形の柱状に割れた岩のことです。柱は熱が逃げる面と垂直に成長するため、上下から冷えた場所では柱が立ち、横から冷えた場所では柱が横たわります。良南では、こうした水平方向に横たわる柱が広く発達しており、放射状に広がる扇形まであって、規模と形の多様性でほかの地域とはっきり区別されます。
そのため、ここは火山岩が冷える過程を学ぶ教育資料であり、東海(日本海)ができた過程を理解する助けとなる学術資料としても評価されています。新生代にできた岩で、2012年9月に天然記念物に指定されました。