安木(アンモク)海岸は、江陵(カンヌン)の南大川(ナムデチョン)河口のすぐ北、江陵港の隣に、長さ約500m、面積約**2万㎡**で広がる砂浜です。海岸沿いに並ぶカフェが「江陵コーヒー通り」として知られるようになり、海を見ながらコーヒーを飲む江陵旅行の代表的な光景が、ここで生まれました。夏の海水浴よりも、四季を通じた散歩やカフェめぐりで訪れる人のほうが多い海です。
「安木(アンモク)」は、南大川の河口の対岸にある南項津(ナムハンジン)から松亭(ソンジョン)へ向かう、村の前の通り道という意味から来た名前だといいます。海岸が属するキョンソ洞という町の名前もおもしろいものです。南大川の水が海へ抜けていく流れを、竹島峰(チュクトボン)から見下ろせることから、もとは「見潮(キョンジョ)」と書いていたのが、日本統治時代に発音しやすい「キョンソ」に変わったと伝えられています。
村の前には、標高37mの小さな峰、全州峰(チョンジュボン)があります。全羅道の全州から流れ着いたという伝説があり、その後、全州から毎年土地代を取り立てられていたといいます。ある凶作の年に村の人々が心配していると、一人の子どもが知恵を出し、それ以来、土地代を払わなくなったという話が伝わっています。
海岸は昔から、家族連れの避暑客や釣り人が好んで訪れる場所でした。海岸にカフェが一軒、また一軒と増えていって今のコーヒー通りができ、今では海と同じくらいコーヒー目当てで訪れる人も多くなりました。
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