江陵(カンヌン)の鏡浦(キョンポ)海水浴場の北端からそのまま続く、小さな海岸です。砂浜のあちこちに大小の岩が顔を出し、水も澄んでいるので、人の多い鏡浦を避けて静かに海を眺めたいときにぴったりです。背後は松林に囲まれ、浜の前には小さな民宿が集まっています。
浜は江陵市の安峴洞(アニョンドン)にあり、砂浜の長さは資料によって600〜800mと紹介されています。沙斤津(サグンジン)という名前には、こんな話が伝わっています。昔、南の地方から陶器(サギ)を売りに来た人がここに住みつき、小さな船一隻で魚を捕りながら器も売っていたことから、「陶器売りが暮らした渡し場」という意味の名がついたそうです。鏡浦と砂浜はつながっていますが、岩が多いぶん雰囲気はずいぶん違います。
沙斤津の沖は、江陵市が長年、海中レジャースペースとして整備してきた場所です。2003〜2008年に33億ウォンをかけて、漁船の魚礁やレジャー用の構造物、人工魚礁を沈め、2014年には人工の洞窟や水中彫刻、スノーケリングエリアを備えた海中公園をさらに拡充する計画が発表されました。陸側にはスキューバの教育施設と器材レンタル施設を備えたリゾートを建てる構想も盛り込まれています。防波堤の前は水が浅くて澄んでいるので、上から魚をのぞき込むのも楽しいです。
沙斤津海水浴場は、まず愛犬連れのビーチとして知られるようになりました。2013年、江陵市は7月12日から8月26日まで、約800mある砂浜のうち270mの区間を犬専用の「愛犬ビーチ」として試験的に運営し、国内初の愛犬専用海水浴場として紹介されました。この夏、この区間だけで1万4,020人が約9,000匹の愛犬とともに訪れ、海岸全体の海水浴客も前年より約1万人増えました。運営方法は年ごとに変わるので、愛犬と行く場合はその年の江陵市の案内を先に確認してください。