鏡浦湖(キョンポホ)から流れ出た水路が海と出会う場所を挟んで、北側が鏡浦海水浴場、南側が江門海水浴場です。名高い鏡浦よりこぢんまりとしていますが、小さな漁港と刺身屋の路地、そして村を守ってきたソッテ(鳥竿)チントベギが一か所に集まっていて、江陵(カンヌン)の海辺の村の様子を身近に見ることができます。
江門海水浴場は、江陵の江門洞の海岸にあります。鏡浦湖の水が海へ抜ける江門川の河口が2つの海岸の境で、その上にかかる江門ソッテ橋を渡ればすぐ鏡浦海水浴場です。そのため、2つの海岸を一度に歩いて巡るのに向いています。海岸の南端には小さな港の江門港があり、防波堤の先には赤い灯台が立っています。砂浜の後ろにはホテルやカフェ、刺身屋が並んでいて、海を眺めながら休むのに便利です。
江門を語るときに欠かせないのが、チントベギです。ソッテを意味する「チムデ」から来た江陵の言葉で、松の竿の先に3つに分かれた木の枝を載せ、その上に木彫りのカモを載せた姿をしています。高さは約5mに達し、村では「チントベギ・ソナン(守護神)」と呼んで、神として祀ってきました。
伝えられる話によると、海から流れてきたチムデが江門の浜に着いたので、村人たちが引き上げて立て、祭祀を行ったところ、村が栄えたといいます。チントベギは、水害、風、火の3つの災いを防いでくれると信じられていました。隣のアンモクにも似たソッテがありますが、2か所のカモはどちらも北西の大関嶺(テグァルリョン)を向いていると伝えられています。ソッテ橋の中ほどにはチントベギをかたどったオブジェがあり、コインを投げて願い事をする人が多いです。
砂浜には、ブランコや大きな文字のオブジェ、額縁形のベンチなどのフォトスポットが点在しています。日が暮れるとソッテ橋にライトがともり、夕方の散歩コースとして多くの人が訪れます。