森の道の終わりに広い池が現れ、水面に2階建ての楼閣と、その背後にそびえる白い岩の峰が逆さに映ります。長城・白羊寺は、この一場面で秋ごとに写真家たちを引き寄せるお寺です。昔から、白羊寺と白鶴峰一帯は「大韓八景」に数えられ、今は内蔵山(ネジャンサン)国立公園の白岩山(ペガムサン)の麓にある、大韓仏教曹渓宗の第18教区本寺です。
百済の武王33年である632年に如幻(ヨファン)禅師が初めて建てたと伝えられ、当初の名前は白岩寺でした。高麗の徳宗3年にあたる1034年、中延(チュンヨン)禅師が大きく改修したあとは、浄土寺と呼ばれました。
今の名前には伝説があります。朝鮮の宣祖の時代、喚羊(ファニャン)禅師が法会を開くと、白い羊が一匹下りてきて説法を聞きました。法会が終わった夜、僧侶の夢に現れて「罪を犯して羊になったが、説法を聞いて天に帰ります」と言って拝んだといいます。翌日、白い羊は死んでおり、その時から白羊寺(ペギャンサ)と呼ばれるようになったそうです。お寺は何度も焼失し、1864年に再建され、1917年に曼庵(マナム)禅師が改築しました。鄭道伝(チョン・ドジョン)が書いた「浄土寺教楼記」や、鄭夢周(チョン・モンジュ)、金麟厚(キム・インフ)といった人々が双渓楼を詠んだ詩が残っています。
白羊寺の天真庵(チョンジナム)で修行するチョングァン(浄観)僧侶は、精進料理(寺院料理)で世界的に知られています。2017年にはNetflixの『シェフのテーブル』に出演し、海外の有名シェフにも影響を与えました。白羊寺のテンプルステイでは、寺院料理を体験するプログラムが開かれることもあります。
寺の内外には、宝物の逍遙大師塔や、高麗時代の1350年に建てられたと伝わる庵青流庵(チョンニュアム)もあります。白羊寺は内蔵山国立公園の南端にあるため、北側の井邑(チョンウプ)にある内蔵山ケーブルカーや紅葉の道とつないで、1日の紅葉旅行を組む人も多いです。長城湖の観光地も近くにあります。
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