梵魚寺(ポモサ)は、釜山・金井区(クムジョング)青龍洞(チョンニョンドン)の金井山(クムジョンサン)の東側の麓にあるお寺です。大韓仏教曹渓宗の第14教区本寺で、陝川(ハプチョン)の海印寺(ヘインサ)、梁山(ヤンサン)の通度寺(トンドサ)とともに、嶺南の三大寺院に数えられます。釜山の都市鉄道とバスで行けるため、森の中の山寺と金井山の登山を1日で楽しむのにぴったりです。
『三国遺事』によると、梵魚寺は新羅の文武王18年にあたる678年に、義湘大師が華厳宗を広めるために建てた「華厳十刹」のひとつです。名前には伝説が込められています。金色の魚が天から下りてきて、山頂の岩の井戸で遊んだことから、山の名は金井山(金の井戸の山)、寺の名は「天の魚」という意味の梵魚寺になったといわれています。
壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の際には、ここの僧侶たちが自ら戦いに加わり、寺は1592年の戦乱で焼失しました。1993年に大雄殿を精密に実測していたところ、大梁の墨書が発見され、大雄殿が1602年に仮に復旧された後、1658年に再建されたことが明らかになりました。2012年には、修行共同体である総林に指定されました。