海雲台(ヘウンデ)新市街のマンション団地のすぐ裏から山道が始まり、少し登ると、巨大な岩が斜面を覆うガレ場が現れます。長山(634m)は釜山で2番目に高い山で、約7千万年前の火山活動が残した地形のおかげで、釜山国家地質公園の地質名所に数えられています。稜線に立つと、海雲台の海と広安大橋(クァンアンデギョ)が一望できます。
長山は、白亜紀末の激しい流紋岩質の火山活動で噴き出した火山灰や溶岩、火砕流が固まってできた山です。カルデラの痕跡が残っていて、朝鮮半島南東部の火山活動を研究するうえでも重要な場所として紹介されています。山でもっとも目立つのは、登山家たちがノドル(ガレ場)と呼ぶ岩場です。崖から剥がれ落ちた岩が斜面に沿って流れ落ちて積もったもので、長山には、このような岩塊流が9つの筋に分かれて広がっています。
山すそには、釜山の低い山にありふれたカナクギノキや、月の光を受けると人のように見えるという白い幹のシラキ、海辺の山すそに育つトウネズミモチやヒサカキなどの木が多くあります。街と接していながら、ぐるりと囲む山の奥へ少し入るだけで、街の騒音が消えるのも、長山の魅力です。