束草(ソクチョ)の市街地のど真ん中にある青草湖(チョンチョホ)は、周囲約5kmの潟湖(せきこ)です。川の水と海の水が出会う場所に砂州が積もって東海(日本海)と隔てられてできた湖で、水辺の散策路に立つと、漁船やマンション越しに雪岳山(ソラクサン)の稜線が見えます。湖の真ん中に伸びる橋の先の東屋、エクスポタワー、カッペ(綱引きの渡し船)とアバイ村まで歩いてつながっているため、束草旅行の中心的な動線になる場所です。
青草湖は、雪岳山の彌矢嶺(ミシリョン)側の渓谷から流れ下る青草川(チョンチョチョン)が海と出会う場所にあります。かつては隣の永郎湖(ヨンランホ)より大きかったのですが、1987年に始まった開発事業で面積が約3分の1に減り、1999年に江原国際観光エキスポが開かれたのを機に、湖畔は今のような公園の姿に変わりました。昔の束草の人々は、鏡のように澄んだ湖を「青湖磨鏡(チョンホマギョン)」と呼び、この地域の八景のひとつに数えていました。青湖洞(チョンホドン)という町の名前もここから来ています。
エクスポタワーから出発して、七星造船所、カッペ乗り場、アバイ村へとつながる青草湖の道は、約6kmの平坦な道です。夕暮れどきに歩くと、湖の向こうに沈む夕日と雪岳山のシルエットを一緒に眺められます。アバイ村は、朝鮮戦争のときに北から南へ避難してきた人々が、1950年代に集まって暮らしたことで生まれた集落です。