高速バスを降りて数分歩けば、すぐ砂浜に出ます。束草(ソクチョ)海水浴場は市街地のど真ん中にくっついたビーチなので、荷物を持ったままでも海に着けて、背後には雪岳山の稜線が、目の前には東海(トンヘ、日本海)が広がります。長さ940mの砂浜は傾斜がなだらかで水も浅く、1976年にオープンして以来、江原道(カンウォンド)の東海岸を代表する夏のビーチとなりました。
砂浜は長さ940m、幅43mと、東海岸のビーチとしてはこぢんまりとしていますが、その分行き来しやすい場所です。北端には束草高速バスターミナルがあり、南側は外甕致(ウェオンチ)海水浴場と接しています。ビーチの裏手には松林が帯のように続いていて、林の中の小さな公園や遊歩道では、真夏でも木陰で休めます。
夏でなくても人が絶えないのは、ビーチのあちこちにあるオブジェのおかげです。束草の頭文字をかたどった文字のオブジェ、世界各国の方角を示す大きなコンパス、イルカの彫刻、海を額縁のように切り取る大型のフレームと空へ続くような階段が、代表的なフォトスポットです。
ビーチの南端から外甕致港までは、外甕致バダヒャンギ路(海の香りの道)が続いています。束草海水浴場の区間850mと外甕致の海岸デッキ遊歩道890mをあわせて、全長1.74kmです。外甕致の海岸は、武装工作員の侵入に備えた軍の警戒地域だったため、数十年間一般人が入れず、2018年4月に遊歩道が完成して初めて開放されました。岩の海岸のすぐ上に設けられたデッキを歩くと、波の音が足元から聞こえてきます。一部の区間には、高さ2mの鉄柵と監視所をあえて残してあり、分断の痕跡もあわせて見られます。
訪問前に最新情報をご確認ください。