新興寺(シンフンサ)は、雪岳山(ソラクサン)国立公園の雪岳洞(ソラクトン)の入口にある、大韓仏教曹渓宗(チョゲジョン)第3教区の本寺で、蔚山岩(ウルサンバウィ)や飛仙台(ピソンデ)へ向かう登山客が最初に通るお寺です。雪岳山の峰々を背に朝鮮後期の法堂と楼閣が建ち、入口側には高さ14.6mの青銅の統一大仏が立っています。登山をしなくても、小公園から平坦な道で気軽に行けるので、雪岳山旅行の最初の目的地にぴったりです。
新興寺のルーツは、新羅の慈蔵律師(チャジャン)が建てた香城寺(ヒャンソンサ)といわれています。創建年は資料によって652年あるいはその前後と異なって伝わっており、香城寺は、現在地から東へ約1km離れたところにありましたが、701年に火災で焼失しました。その後、義湘(ウィサン)が現在の内院庵の場所に禅定寺を建てましたが、1642年に再び火災で失われました。1644年、霊瑞(ヨンソ)、延玉(ヨノク)、慧元(ヘウォン)の3人の僧が現在地にお寺を再建し、新興寺と名づけました。もともとは高城(コソン)の乾鳳寺(コンボンサ)に属するお寺でしたが、乾鳳寺が民間人の自由な出入りができない地域に位置するようになったため、1971年に新興寺が教区の本寺となりました。
新興寺を過ぎると、道は揺れる岩(フンドゥルバウィ)と啓祖庵(ケジョアム)を経て蔚山岩へと続き、もう一方の道は飛仙台の渓谷へ向かいます。小公園には、権金城(クォングムソン)へ上る雪岳山ケーブルカーの乗り場もあり、お寺の見学と短い展望コースをあわせて回れます。お寺では、礼拝や108拝、蓮灯づくりなどを体験できるテンプルステイも運営しています。
統一大仏は中が空洞の青銅像で、内部にはミャンマー政府が寄贈した仏の真身舎利3粒と経典が納められています。額には、直径約8cmの琥珀8個と直径10cmの玉1個がはめ込まれ、蓮華座の周りには16枚の彫刻板が巡らされています。仏像の制作にかかった約38億ウォンは、10年以上にわたってお寺を訪れた30万人以上の名もなき人々の喜捨で集まったといいます。半ば閉じた目と淡い微笑み、右肩を出した衣のひだを、近くでじっくり見てみてください。
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