江陵ソルヒャン樹木園は、七星山(チルソンサン)のふもと、龍沼谷(ヨンソゴル)渓谷に沿ってつくられた市立の樹木園です。名前のとおり金剛松(クムガンソン)の森が中心で、渓谷の水音を聞きながら歩く道と、海まで見える丘の庭園が続きます。入園料も駐車料金も無料で、夏は夜11時まで開いているため、日が暮れたあとも散歩を楽しめます。
江陵市は、2008年に旧正面(クジョンミョン)旧正里(クジョンニ)一帯で工事を始め、2013年10月30日に正式にオープンしました。敷地は約78.5ha(24万坪)で、1,127種22万本余りの植物が、20余りのテーマ庭園に分かれて育っています。もともとこの谷にあった金剛松の森を最大限生かしてつくられたため、樹木園のどこへ行っても背の高い松が背景になります。江陵の人たちが「ソルヒャン(松の香り)江陵」という言葉をよく使う理由を、ここですぐに感じられます。
春はツツジと野の花、初夏はアジサイとアヤメ、夏はギボウシとヘメロカリスが、順に咲きます。真夏は渓谷のおかげで市街地よりずっと涼しく、秋は紅葉と松のコントラストがくっきりします。ガイドと一緒に歩く森の解説や、幼児向けの森体験プログラムもあります。
ソルヒャン樹木園は、昼の見学に続いて夕方も開いている、珍しい樹木園です。夏は夜11時まで過ごせるので、暑さが少し落ち着いた夕方に、渓谷の風を受けて歩く人が多いです。ただし夜間は一部の区間への立ち入りが制限され、山の中なので市街地より早く暗くなります。懐中電灯を持って行き、照明のある主な散策路を中心に歩きましょう。駐車場から樹木園の奥までは「緑のバス」が行き来していますが、園内でイベントがあるときは一時的に止まることもあるので、現地の案内を確認してください。