ソウルの境のすぐ外側、光明(クァンミョン)市の嘉鶴山(カハクサン)の麓にある光明洞窟は、自然の洞窟ではなく、人が掘った金鉱です。日本統治時代には資源収奪の現場で、閉山したあとは何十年ものあいだ、アミの塩辛の貯蔵庫として使われていました。光明市が買い取り、光と水、ワインと展示で満たした今は、毎年100万人以上が訪れる洞窟テーマパークになっています。真夏でも中がひんやりしているので、暑さをしのぐのにもぴったりです。
この一帯に「始興鉱山」が設けられたという記録は、1903年までさかのぼります。本格的な開発は1912年に日本人の鉱業権者のもとで始まり、金と銀を掘る仕事に農民出身の鉱夫たちが動員されました。最も盛んなときには、500人前後がここで働いていたと伝えられています。記録上、1955年から1972年までだけでも、金52kgを採掘しました。
鉱山は、1972年に洪水による汚染と補償問題で閉鎖されました。その後、坑道はアミの塩辛を熟成する低温貯蔵庫として使われ、2011年に光明市が買い取って、一般に無料で開放しました。2015年にはワイン洞窟を整えて、有料で再オープンしました。地下の複数の階にわたる坑道は、総延長が7.8kmにのぼりますが、観覧客が入れるのは、安全施設を備えた0レベルと地下1レベルの区間です。